朝日新聞に、徴用工問題で青瓦台が『日本企業が賠償応じれば、後に韓国政府が穴埋め』とか日本に打診したとかの記事が出たらしいのね。でもねそれを朝鮮日報が報じて、青瓦台は「事実無根だ」と否定したんだって。また韓国の詐欺的動きがあるのかもしれないけど、こんなんで、日韓親善とか期待している方々もいるのかも。引用は朝鮮日報(2020/11/02)ね。

朝日新聞は10月31日、韓国大法院の日帝徴用工問題を巡る判決に関連し、韓国政府が「日本企業が賠償に応じれば、後に韓国政府が全額を穴埋めする」という案を非公式に日本政府が打診したが、日本側が提案に乗らなかったと報じた。青瓦台関係者は1日、「事実無根だ」と否定した。

朝日は青瓦台の盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長を中心に徴用工問題の解決案を検討。大法院判決を尊重するとの文在寅(ムン・ジェイン)大統領の意向を踏まえ、今春に穴埋め案を打診したと伝えた。しかし、日本側は「企業の支出が補填(ほてん)されても、判決の履行には変わりなく、応じられない」と回答したとされる。朝日は「安易に韓国側の提案を受け入れれば、前例となって同様の訴訟を次々に起こされかねないとの懸念もある」と伝えた。

青瓦台は朝日の報道について、「事実無根」だと否定した。ただ、ソウルの外交筋は「大法院判決を履行する日本企業に実質的な損害が発生しないように、韓国側が後で補填する案がアイデアとして出たことは出たが、議論に進展はない状況だ」と述べた。

陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大教授は31日、フェイスブックを通じ、朝日の報道について、「土着倭寇(親日派)は青瓦台にいたのか」とし、「事実だとすれば大きな問題になる。青瓦台が国民をだまそうとしたことになる」と発言した。その上で、「竹槍を持って暴れようとしていたのに何をしているのか」と書き込んだ。徴用工への賠償問題と日本の輸出規制で韓日の対立が激しかった昨年7月、フェイスブックに「竹槍歌」(東学農民運動を素材とした歌)を掲載したチョ・グク青瓦台民情首席秘書官(当時)を皮肉った。

早ければ来年春にも日本企業の差し押さえ資産の現金化が行われる可能性があるため、韓国政府は対応に苦慮している。既に「被害者中心主義」と共に「司法府の判決に介入しない」という原則を明らかにしているため、「日本政府の判決履行時に事後補填」という案以外にこれといった方策がないためだ。

日本側は徴用工問題を巡り、韓国が「進展した案」を示さなければ、韓国が議長国となる年末の韓中日首脳会議にも出席できないとの立場だ。外交筋は「来年には韓国のソウル・釜山市長補選と日本の政治日程などで問題解決がさらに難しくなるとみられるため、議論に進展がないままで年を越すことは両国にとって負担だ」とも語った。韓国外交部関係者は「日本政府と徴用企業が問題解決のためにもっと誠意ある姿勢を示すべきだとする我々の立場を10月29日の韓日局長級協議で強調した」とだけ語った。

これって、日韓議員連盟の河村建夫氏あたりからのリークなのかもしれないけどね。それを、「経済と政治は別」「政治と文化活動は別」とかで、日韓親善とか進めたい、日本の勢力のアドバルーンだよなきっと。

なんか、最近、韓国のムン政権周辺が、やたら「対話が必要」とかってすり寄ってきてたよね。韓国での「現金化」が差し迫り、日本はそれに対して「報復」の動きを変えず、日本の菅義偉総理が、「元徴用工問題に対する受容可能な措置を講じなければ参加しない」と日中韓首脳会談拒否の立場を韓国に伝えたことであせっているんだろうね。いいんじゃねーの、「反日ノージャパン」なんだし、「三権分立」なんでしょうが。

「対話が必要」とかって言われてもねー。何も決められない対話なんかする必要ないし時間の無駄だよ。それに合意しても約束しても、平気でひっくり返すようでは、どんな話し合いも無意味なんだけど。日本はそれを言ってるんだよな。

日本の菅総理が言っているのはそのことなんだけど、韓国はわかっているのに分からないふりしているのか、本当にアホでわからないのか、『日本企業が賠償応じれば、後に韓国政府が穴埋め』だってよ。そして青瓦台は、「事実無根」と否定しながら、「韓国側が後で補填する案がアイデアとして出たことは出た」とか言ってるよ。事実無根じゃないじゃん。バッカじゃねーの?

こんなもんに乗っかって、「対話」とか絶対にするべきじゃないよ。これまでの韓国の「詐欺的手口」から考えれば、得体のしれない「アイデア」を、政権の末端から出させて、それをもとにして「対話」に引っ張り込み、反日ロウソクを煽り反対させ、「対話」の中で、さらなる譲歩と配慮を求めていく。日本が譲歩すれば、一旦は合意に持ち込み、「謝罪と賠償」の既成事実を一歩進め、次の機会にはその合意をちゃぶ台返しし、反日ロウソクをさらにあおり、その既成事実の上にさらなる要求を積み上げていく。

日韓関係の基本は、1965年の基本協定で定められ、それに基づき、日韓請求権協定で細かく定められているのよね。この基本協定は、1952年頃から協議が始まったのよ。韓国は「戦勝国」とし日本に賠償を求める立場と、当時、韓国民の多くは日本国民であり賠償を求める立場にはないとの考えが真っ向から対立していたのを、知日派でもある朴正熙の時代に、「協力金」として、日本は、韓国との正式国交開始と同時に、韓国に対し、無償3億米ドル、有償2億米ドル、及び民間融資3億米ドルの経済協力支援を行うこととし、「完全かつ最終的に解決された」わけよ。この日韓関係の基本協定は、日韓双方に当然不満があったとは思うんだけど、「未来志向」により、10年以上にわたる「対話」を決着させたのよ。

この先人たちが10年以上にもわたる「対話」の結果結んだ日韓請求権協定を否定した上での、「対話」とかにどんな意味があるわけよ。日韓関係の基本協定を否定した上で、何を「対話」しようというわけ?

それに、毎度おなじみ「土着倭寇は青瓦台にいたのか」とかって、左翼得意の内ゲバとかするのかな。竹槍もって「竹槍歌」歌って、第二次独立戦争を戦うんだよね。そんな相手に「もっと誠意ある姿勢を示すべき」とかって何言ってんだか。こんなこと言ってるのも「土着倭寇」じゃねーの?

今回の徴用工問題で韓国ができることは、
①、徴用工問題は韓国内の国内問題として、韓国内ですべて決着させる。
②、基本協定第3条の「この協定の解釈及び実施に関する紛争は外交で解決し、解決しない場合は仲裁委員会の決定に服する」に従う。
③、日韓関係をごわさんにして、すでに支払った経済協力支援金を日本に返還し、日本が韓国に残してきた日本資産を返還賠償する。

対話はそれからだと思うけどね。ハヨ現金化して、日韓関係をガラガラポンして、支払った協力資金を現在のレートですっきりと返済し、それから日本が韓国に残してきた資産をどうするのかも含めて、ゆっくりと「対話」とやらをしましょうよ。