化けの皮がはがれ始めた韓国のムンジェイン大統領、「公正・平等・正義」なんか、チョグク玉ねぎや、詐欺横領疑惑のユンミヒャンや、セクハラ疑惑自殺のソウル市長、ナロナムブル暴れオンナのチュミエやらの有能なお取り巻きに囲まれ、口数も少なくなり、たまに話すと「正しい方向へ向かっている」とかって「幽体離脱」の話しかできなくなっているようだね。引用は中央日報(2020/12/08)ね。

(前略)アメリカがうらやましい

記憶が定かでないが、文在寅(ムン・ジェイン)政権も最初の場面は似ていた。2017年5月の最初の首席秘書官・補佐官会議で任鍾ソク(イム・ジョンソク)秘書室長が大統領に「指示事項に異見を唱えることができますか」と尋ねた。朴槿恵(パク・クネ)政権では聞いたことがない質問だった。驚くほどの進展だった。文大統領はかっこよく応酬した。「大統領の指示に異見を唱えるのは義務だ」と。言葉だけだった。3年半が過ぎても参謀が直言したという話は聞いたことがない。誰が見ても赤面するような尹美香(ユン・ミヒャン)不正共に民主党議員、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市庁セクハラに関連し、大統領周辺の誰も正しい言葉を述べなかった。大統領も沈黙を続けた。

進歩陣営からも「これは違う」という憂慮の声が出ている。進歩側のある元老はこう述べた。「大統領が586運動圏に囲まれて民心を把握できていない。以前は気楽に言葉を交わしていたが、最近は会うのを避けて意見を伝える方法がない」。よく耳にした言葉ではないか。朴槿恵前大統領の「門番3人組」が「586運動圏」に変わっただけだ。586の参謀をまた「ムンパ」と呼ばれる熱烈支持層が囲んでいる。崔章集(チェ・ジャンジブ)高麗大名誉教授は「大統領と運動圏が一つの塊になっている」と語った。

このような雰囲気で正直に苦言を呈する場合、変節者の烙印を押される。厳酷だった軍事独裁時代、裏切りは同僚の死や拷問につながった。一糸不乱、大同団結が最優先の徳性だった。その運動圏の文化が文在寅政権を支配する。肩を組んで「来て集まって共に一つになろう…揺るがないように」と歌った1980年代の姿がそのままだ。違法と知りながらも尹錫悦(ユン・ソギョル)検察総長排除を強行する勇気(?)もこうした集団思考から出てくる。

親文陣営のある記者が秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官を非難するような発言をした。ムンパから「背後から刺す卑劣な行為」という攻撃を受けた。この記者が親文で築いた功績は一日で完全に消える。情状の参酌もない。過酷な報復があるだけだ。カン・ジュンマン全北大教授は著書『権力は人の脳を変える』でこのように分析した。「文在寅政権の不公正に批判するのは不可能だ。不公正を問題にすれば『腹が満たされた人の声』『極右保守を助ける利敵行為』と見なす」。

トランプ大統領が大統領選挙敗北後に外出することなく在宅すると、米国メディアが『バンカーメンタリティー』と表現した。あふれる砲弾を避けて塹壕に身を隠す現象だ。朴槿恵前大統領はなぜか就任初期からバンカーメンタリティーだった。文大統領は昨年のチョ・グク事態以降、悪材料が重なってここに陥ったようだ。支持率が落ちて世の中がおかしな方向に流れても、大統領は586参謀とムンパが守る塹壕の中に隠れている。年初に温陽(オニャン)市場の商人が大統領に「(景気が)最悪だ」と話すと、ムンパから個人情報を暴かれた。文大統領が「そのおばさんの言葉は間違っていない」と「大統領らしく」収拾すればそのまま終わることだった。非情な大統領は塹壕から結局出てこなかった。文大統領が7日、秋美愛法務長官-尹錫悦検察総長の事態について初めて謝罪したが、誠意はなかった。

(中略)塹壕統治の一例と少ない記者会見

文大統領は月城(ウォルソン)原発評価操作、蔚山(ウルサン)市長選挙工作など各種疑惑とのつながりを遮断するのが足元の火だ。下手に動いて批判を浴びれば大変なことになる。高位公職者犯罪捜査処を作っておいて塹壕にいるのが安全だと考えるかもしれない。しかし歴代政権がそうだったように、任期の終盤に向かうほどその塹壕は孤立して危険なところになる。

文大統領が「長い沈黙と短い幽体離脱発言」を繰り返しながら、朴槿恵前大統領と似ているという指摘が出ている。しかし朴槿恵前大統領は失敗した大統領だ。文大統領が失敗した大統領と似ていくのは不幸なことではないのか。

ムンタンお取り巻きのロウソクコア、「586運動圏」とかいうらしいのね。日本でいえば「全共闘世代」とかにあたるのかもね。そしてその「586運動圏」を囲んでいるのが「ムンパ」とかで、それが鉄板の支持層を形成してるらしいのよ。

この「586運動圏」とかは、北朝鮮の主体思想の信奉者が多いらしいのね。それが保守政権時代には、おいしいところは保守派に占められていたという思いがあったようで、ムン政権ができるとその周りを固め、それまでの既得権益を奪い始めたんだと思っているのよ。それが「積弊清算」ということなんだよな。なんのことはない、中身は李朝末期の両班による勢道政治であり、国や国民のための政治ではなく、「奪う側」になり、現在は手に入れた権力を維持しようとするだけの政治に堕ちているような気がする。

大統領になったムンタンは、当初は、「兵役逃れ、不動産投機、偽装転入、脱税、論文剽窃」を5大不正とし、それらに関わった者は、閣僚などの高位公職にはつかせないとしたんだけど、閣僚候補として挙げた「お友達」のほぼすべてがこの5大不正に関わっていたのよね。結局は、五大不正は見て見ぬふりをするしかなかったわけよ。中でもひどいのは、チョグク玉ねぎ元法相やチュミエ現法相、それに「反日」でムン政権の土台をつくったユンミヒャン元正義連代表、現国会議員。ひどいもんだよ。

ムンタンにとって誤算だったのは、パククネ前大統領の捜査を率い、お仲間だと思っていたユン・ソギョルを検察総長に抜擢したことだったのよ。ムンタンは指名時に「大統領府でも政権与党でも、権力に不正があれば厳正に捜査せよ」と訓示を行ったんだってよ。それがムンタン腹心のチョグク玉ねぎに対して「厳正な捜査」をしたら、途端に手のひら返しで、捜査を指揮してきた幹部は次々と左遷し、代わりに自分に近い人物らを配置する「大虐殺人事」。それでも、ムンタン周りの権力の不正に手を伸ばす検察総長を、チュミエ法相を使って追い落としを図っている。

それでもムンタン、さすがにかっこ悪いのか、表には出てこれなくなり、ドラキュラ伯爵のように棺桶の中に入って寝たふりをし、批判するものはあたりかまわず、子分のロウソク蝙蝠たちに襲わせている。そして支持率が最悪になったら、棺桶の中から「政局の混乱で国民に心配をかけ、大統領として大変恐縮している」「現在の混乱が長く続かず、民主主義と改革のための最後の陣痛になることを切に望む」とか寝ぼけた談話をだしているのよ。バッカじゃね?

私はムン政権の闇は、まだまだ深いと思っているのよね。恐らくは青瓦台がまるごと絡んでいるらしい、私募債の「オプティマス・マネー」疑獄が表面化したら、現在の政権なんか吹っ飛ぶと思うよ。当初、ムンタンが言っていた「公正・平等・正義」が本物で、それが真に国と国民のために考えてる言葉だったら、むしろ検察総長を守り、督励して暴くべきだと思うんだけどね。そうすることによって、これまで長く韓国社会に根付いている、詐欺的嘘こき風土が一掃されることが期待できるんだけどね。

まあ、ムンタン自身も、きっとおいしいところをかじっているのかもね。できるわけないよな。このまま、「奪う者と奪われる者」しかいない、不道徳なヘル韓国が続くんだろうね。ご愁傷様。