韓国のロウソク民主党、北朝鮮へのビラ散布を禁止する法律を作ったと思ったら、今度は、ビラの代わりにKPOPや「愛の不時着」を広めるべきとか言ってるよ。その「愛の不時着」、日本でも結構多くの方々が観て「感動した」とか言ってるようだね。私は「なんだかなー」っていう感じなんだけどね。引用は中央日報(2020/12/22)ね。

韓国与党「共に民主党」の金南局(キム・ナムグク)議員は22日、北朝鮮に対するビラ散布禁止法(南北関係発展法)問題に関連し、「本当によく制作された『愛の不時着』のようなドラマやK-POPを広め、北朝鮮にわれわれのさまざまな状況を知らせたほうがいいかどうかに対する熟考が必要だ」と話した。だが、北朝鮮が最近「反動思想文化排撃法」採択などを通して韓国ドラマ視聴などを強く遮断している状況で、現実性に欠けるという指摘もある。

金議員はこの日、YTNラジオ「ファン・ボソンの出発 新しい朝」でのインタビューでこのように語り、「北朝鮮人権改善運動というが、そのビラのように、ビラの紙に金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長を蔑視するメッセージを(書いて)飛ばすことが果たして北朝鮮人権運動に役に立つのだろうか」と話した。

米国政界の懸念表明については「韓国政府がもう少し積極的に国際に向かって対応しなければならない」とし「ビラ散布禁止法が表現の自由を制限する法律ではなく、本当に境界地帯に暮らす国民の生命と安全のための最小限の措置を盛り込んだ法律であることをしっかりと説明する必要がある」と指摘した。

金議員は「どうしても海外だと、米国やこのような国家も境界地帯の住民の安全と生命がどれほど脅威を受けているのか正確に分からないようだ」と話した。

続いて「ビラを散布する市民団体でも、これが単に人権運動ではなくむしろビラが金儲けの手段に終わることが多い」とし「境界地帯の住民を保護するのではなく衝動をあおり、住民の生命と安全を非常に侵害しているとみているため、このような部分を積極的に知らせる必要がある」と指摘した。

(後略)

なんか、韓国のロウソク左翼、キムチの食べ過ぎで、頭に虫わいてるんじゃねーの?現実に人権が日常的に蹂躙され、北の国民が次々と逃げ出している人権無視のキム独裁体制を批判はするな、褒めたたえよ、と言ってるんだよね。北朝鮮独裁体制の中で、現実に死の恐怖を味わった方々が脱北し、残された同胞の開放を願い、ビラ散布などのキム独裁体制に批判的な行動をすることは当然だと思うんだけどね。それが、違反すれば、3年以下の懲役または3千万ウォン(約280万円)以下の罰金なんだってよ。

自由民主主義を掲げる、欧米諸国の対北ビラ散布禁止法への懸念表明に対して、「境界地帯に暮らす国民の生命と安全のための最小限の措置」とか言ってるのよ。何言ってんだか。「国民の生命と安全」とか言いながら、ロウソク政権は、監視所の撤廃、対北戦車防御施設の撤去、サードの撤去とかって、「対北武装解除」を進めているんじゃねーの。対日武装は強化してるけどね。「どうしても海外だと、米国やこのような国家も境界地帯の住民の安全と生命がどれほど脅威を受けているのか正確に分からないようだ」とかって、一番わかってないのは、韓国のロウソク左翼じゃないのかな。

そして、そのロウソク左翼は、「『愛の不時着』のようなドラマや、KPOPを広め、北朝鮮にわれわれのさまざまな状況を知らせ」とか言ってるよ。KPOPや韓流ドラマが、スンバラシイと思っているんだろうけどね、北朝鮮では、KPOPや韓流ドラマは、堕落した資本主義の象徴としてしか見ないと思うよ。北朝鮮は、「反動思想文化排撃法」とかで韓国ドラマ視聴などを強く遮断し、違反したものは公開処刑とかされるんだよね。

KPOPがもてはやされるのは、表現の自由が最大限許されている資本主義社会だからであって、歌や踊りも、プロパガンダや、せいぜい「喜び組」が行う特権階級のための娯楽でしかない北朝鮮で受け入れられるわけないでしょうが。韓国の主体派ロウソク左翼は、民族主義的興奮の中で、KPOPマンセーとなるのかな。

それに「愛の不時着」とかって、何言ってんだか。荒唐無稽な現実離れしたフィクションと考えられるだけの頭を持っているならまだしも、どうも韓国のこの主体派ロウソク左翼、「我が民族同士」で、KPOPと「愛の不時着」の興行的当たりで、民族主義的ホルホルで訳わからなくなってるんだろうね。

「愛の不時着」のヒロインの韓国の財閥令嬢、それに相手役のリ・ジョンヒョクは、北朝鮮貴族のエリート将校とかって。どちらも朝鮮半島の「新両班」階級のいわゆる「金のスプーン」。韓国では、ナッツ姫の時のように叩くネタができたときは、「水に落ちた犬は叩け」で、ここぞとばかりに叩くんだけど、実はできれば「金のスプーン」組に入りたいと思っているんだろうね。そして、金のスプーン組に身を置き、理想の「我が民族同士」の「新両班」との恋物語にひたるんだろうね。

でもね、自身による事業も成功している財閥令嬢、とかって、まんまナッツ姫じゃん。階級制度が厳しい韓国では、現実には傲慢、パワハラ、の火病発症女である可能性が圧倒的に高いよな。またお相手の北朝鮮将校とかって、コロナ渦での軍事境界線を守る部隊には、「境界線を越えるものは人間であれ動物であれ射殺」の命令が出ているはずだよな。それも汚染の恐れから「一切のものを焼却」しなければならないんだよな。北の独裁制の下で、それに逆らうことなどできるわけがないよ。それが現実となったのが、北方限界線での韓国公務員の海上での射殺焼却事件だよ。

まして、いかに人望があろうと、国境警備の将校が、韓国から越境してきた者を匿ったりしたら、部下にたれこまれてあっというまに逮捕、公開処刑だよな。北朝鮮ではそうすることが「正義」なんだよね。そもそもそんな状況になる前に、木に引っかかったヒロインは、北方限界線での韓国公務員と同様に、木から降ろされることもなく、そのまま射殺、引っかかったパラグライダーごと焼却処分されるんだと思うよ。

フィクションであったとしても、いい加減にしたらいいと思うけどね。ましてや、それを現実世界の南北融和のツールとして使うなど、バッカじゃねーの。