今年は、年明けからきびしいものになったよね。年明け早々、コロナの新規感染者、東京1337人、全国で4519人だって。メディアは、さかんに政府の政策がどうしたとか、さかんに騒いでいる向きもあるけど、それは後出しじゃんけんの結果論でしかないのよね。引用は産経新聞(2021.1.4 )ね。

菅義偉首相が新型コロナウイルス感染拡大を防止するため首都圏を対象に緊急事態宣言発令の検討を表明したことに対し、与野党で評価が分かれている。18日召集の通常国会でも政権のコロナ対応は主たる争点となり、与野党が秋までの衆院解散・総選挙をにらみ、攻防を激化させそうだ。一方、自民、立憲民主両党の国対委員長は4日、新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案について令和2年度第3次補正予算案の成立後、速やかに審議に入ることを確認した。

自民党の森山裕国対委員長は4日、特措法改正案について「2月初めには成立を図ることが大事だ」と述べた。各党は5日の政府・与野党連絡協議会で特措法に関する意見を集約し、議論を加速させる。

宣言は経済活動を抑制するため政府・与党に慎重論もあったが、自民党幹部は「感染拡大が収まらない雰囲気の中、もう一度、気を引き締め直す意味では必要な措置だ」と理解を示し、別の幹部も「全国一律では年度末に経済活動が完全に止まってしまう。宣言の対象を首都圏にとどめたのは理解できる」と述べた。

一方の野党は対応が後手に回ったとして政権批判を強める。立民の枝野幸男代表は首相の決断が「遅きに失した」と指摘。緊急事態宣言の対象地域選定に関しても「都道府県知事の判断を待たずに首相、政府の責任で、医療崩壊の食い止めに向けた判断を強く求めたい」と注文をつけた。

また、共産党の志位和夫委員長が「緊急事態宣言はやむを得ないが、菅政権の無為無策がこういう事態を招いた。責任は極めて重い」と強調。日本維新の会の馬場伸幸幹事長も発令のタイミングを早めるべきだったと苦言を呈した。

新年早々えらいことになってきたよ。ここまでくれば、社会的免疫ができるまで、行きつくところまで行くんだろうけど、それがどのような結果になるかは、日本人の民度次第ということなんだよな。

今回の1300人を超えた大晦日の感染者の発生は、恐らくは年末の忘年会やクリスマスでのバカ騒ぎから生じているんだろうね。悲しいことだけど、日本人の、特に若い方々の民度が低いということなんだろうね。理屈では、会食やイベントでのバカ騒ぎが、感染者を拡大させることはわかっているはずなんだろうけど、それでもやめられないんだろうね。

現状のコロナ問題は、私は、東日本大震災と同様に考えるべきだと思っているのよ。あの当時よく言われていたのは、「自助・共助・公助」だったんだけど、今回のコロナでの「自助」はもちろん、自分が感染しないようにするということなんだけど、それがまた感染を広げないということになる。

年末の渋谷や箱根などの雑踏を見ると、その「自助」をほとんど考えていないんじゃないかと思えるのよ。都会の雑踏の中に繰り出す多くの若者は、きっと孤独なんだろうね。その雑踏の中には多くの無症状の感染者がいることは知っているはずだと思うんだけど、

特に、渋谷でのカウントダウンの様子とかみると、1月10日頃に、また感染者の最大値が出てくるのかもね。これを抑止するためには、罰則付きのロックダウンに準じた措置が必要だとは思うのね。それも、経済的な影響を最小限にするためには、各自治体ごとに、閉鎖する地域や施設を限定し、完全にブロックするべきだと思う。でもね、できれば、それぞれの「自助」で乗り切ってもらいたいのよね。

日本は、これまで何度も大きな自然災害を乗り切ってきているんだよね。あの荒廃した被災地に、多くの若者たちがボランティアで訪れ、日本人として「絆」をつないでくれた。そしてその「絆」から、新しい自分の生き方を見つけた若者も多くいたようだ。今度も必ず乗り切れると思っているよ。

新しい年に希望を持てと自分に言い聞かせながら、読者のみなさんに「謹賀新年」です。