報道ステーションの面白い映像を見つけたので紹介するよ。要するにグローバリズムの立場から、「中国が新型武漢肺炎でこけてるので、日本もその影響が大きい」とか言いたいのだろうね。中国とは仲良くしなければ、日本も困るんだよね、とか言いたいんだろうね。引用は報ステ(2020/02/05)ね。

【報ステ】マスクだけじゃない・・・消毒液・除菌剤も
画像音声引用:報ステ(2020/02/05)


(音声)

ここでは、アンチグローバリズムの観点から、グローバル経済の危うさをその都度、言っているつもりなんだけどね。特に、自民党の親中派や経済界にある中国寄りの姿勢には、危険なものを感じているのよ。その一部分が表面化したのがIR汚職問題であり、そしてその後に起きたのが、新型武漢肺炎からくる経済問題なんだよ。

この「報ステ」の内容にもあるように、すでに自動車産業で部品供給が間に合わなくなり、日産の工場が一時稼働できなくなっていることを報じているよね。それでも、韓国の現代自動車なんかは、全面的に操業停止になってるのよ。つまりね、韓国は全面的に部品の供給源を中国に置いているのよ。それに対して日本の場合は、チャイナリスクをそれなりに考え、部品の供給源を分散しているのよね。

もし、部品の供給が日本国内ですべてまかなえるならば、こんな問題は起こらないのよ。たしかにね、すべての部品を日本で製造したりすれば、人件費が高い分、自動車の完成品の価格が高くなり、国際競争力が落ちることにはなるんだろうけどね。でもね、その分、国内の失業率は改善し、地域での経済が循環し、地域の経済に活力が戻るのよ。

アベノミクスでの地方創生が、品質の高い日本のコメを、中国の富裕層に向けて商品化し輸出するとか、地方の特産物を使ってホタテカレーとか作り海外へ輸出するとか言ってるんだけど、これなんかもその発想がグローバリズムからのもので、第一次産業に必要なものは、農業や漁業における法人化であり、地産地消であり、食料の自給率の拡大だと思うよ。

もうすでに、経済のグローバリズムは限界に来てると思うのね。中国の一帯一路とかAIIBとかは、内容は新植民地主義であり、大国がこのまま競り合えば、いずれ戦争になるよ。すでに時代は反グローバリズムに舵を切る時期だと思うのね。トランプ大統領のアメリカファーストも、イギリスのEU離脱もそういうことなんだよ。

トランプ大統領なんかは、かなり強引にアメリカ企業の生産拠点を自国に戻したよね。また、中国との貿易戦争での重要なものの一つに、アメリカの特許や技術が流出することに歯止めをかけることがあるよね。それをなーに、日本は。中国に進出し、技術を次々にパクられ、官製企業がつくられ事実上乗っ取られていってるのよね。そしてさらには、チャイナマネーが北海道や沖縄の土地を買いあさり、政界にばらまかれ、カジノなんかで日本の富を根こそぎにしようとしている。

グローバリズムと反グローバリズムは、対立の関係にあるのではないのよね。バランスの問題なんだと思うのね。今の政権は、サプライチェーンとかでグローバリズムで走ってきたのよ。今回の新型武漢肺炎での中国の経済停滞は、日本が頭を冷やすには良いチャンスかもしれないよ。

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アベノミクスでの経済戦略の一つに、観光による地方創生があるよな。日韓友好とか日中友好とかで、友好関係が崩れれば観光客が来なくなるとか大騒ぎしている向きもあるよね。でもね、短期的ではなく、長期的に観光とは何かを考えれば、そんなのがいかに馬鹿馬鹿しいかわかると思うんだけど。観光を産業として見るのなら、当然、コリアリスクやチャイナリスクを考えずに、偏った構造にしてしまうところに問題があるんだと思うけどね。中国の富裕層を当て込んで観光開発をするとかは最悪なんだよな。その地自慢の風景や料理や文化を、壊すことなく地道に提供することが、中国や韓国だけではなく、本当にその地を愛してくれる方々を広く呼び込むことになるんだと素朴に思うんだけどね。妙な観光開発とか考えるから、チャイナマネーなんかに付け込まれて、IR汚職とか出てくるんだよな。