ムンタン、まーだ言ってるよ、「徴用工問題の解決に日本も解決策を提示しろ」だってよ。「完全、かつ最終的に」解決しているものが、何の協議も必要じゃないよ。協議するなら勝手にやってればいいんじゃねーの。韓国内の問題だよ。差し押さえまでしてるんだから、現金化したらいいんじゃねーの。韓国どうなるか知らねーけど。引用は時事通信社(2020/01/14)ね。

日本も解決策提示を=徴用工、協議体への参加表明―韓国大統領
引用:時事通信社(2020/01/14)

韓国の文在寅大統領は14日、ソウルの青瓦台(大統領府)で新年の記者会見を行い、元徴用工訴訟をめぐる問題の解決に向け、「日本も解決策を提示し、韓国と膝を突き合わせて(考えて)いくべきだ」と述べた。また、問題解決に向けては「被害者の同意」が必要との認識を改めて示した。

文氏は元徴用工問題の解決策について、「韓国政府は既に数回、提示した。立法府レベルでの努力もした」と強調した。その上で、原告側代理人が創設を提案した日韓両国関係者で解決策を議論する協議体に自らも参加する意向を表明。「韓国が提示した方策と日本が修正して提示する方策をめぐり、知恵を合わせていけば十分に解決できる余地がある」と語った。

文氏はまた、2015年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意に触れ、「最も重要な部分は被害者の同意を得るための解決策作りだ」と主張。元徴用工らに配慮した解決策を日本政府が用意すれば、「両国間の解決策を作ることは難しくない」と指摘した。


ホント、条約とか協定とか合意とか、何もわかってないんだね。
「韓国政府は既に数回、提示した。立法府レベルでの努力もした」「韓国が提示した方策と日本が修正して提示する方策をめぐり、知恵を合わせていけば十分に解決できる余地がある」だって、何言ってんだか。

徴用工問題も慰安婦問題も、1965年の日韓請求権協定では「韓国が提示した方策と日本が修正して提示する方策を、知恵を合わせ」、完全に最終的に解決したのよ。「完全に」の意味わかんねーのかな?「最終的に」の意味、わかんねーのかな?

それにね、この協定の第3条にはね「この協定の解釈及び実施に関する紛争は外交で解決し、解決しない場合は仲裁委員会の決定に服する」となってるはずだよね。これまで日本は、韓国の協定破りに対して外交で解決しようと働きかけてきたものを、ムン政権は、韓国の最高裁判決を盾に、「三権分立」とかで、ほとんど無視してきたよね。

それにね、韓国の言う「三権分立」とかは、韓国内のことであって、韓国の司法権が、日本の行政権、立法権に影響を与えるもんじゃねーよ。それに、韓国の大統領制度では、ムンタンは、行政はもちろんだけど、司法にも立法にも影響を与える権限を持っており、それを使って、チョグク問題がこれ以上、大統領府に広がらないように、司法(検察)に手を突っ込んだんだよね。やればできるじゃん。それに、外交で解決しない場合は、「仲裁委員会の決定に服する」となってるよね。日本はそうしようと言ってるのに、ムン政権はそれは無視してるんだよな。

日韓基本条約での最初の会談は1951年から始まったのよね。それが延々と1965年までかかって、朴正熙政権の時に、ようやく決着したわけよね。それをもう一度やり直しするつもりなの?

この時の個人補償については、日本は、「韓国側からの徴用者名簿等の資料提出を条件に個別償還を行う」と提案したのに対し、韓国政府は「個人への補償は韓国政府が行うので日本は韓国政府へ一括して支払って欲しい」としたのよ。その上で、無償3億ドル、有償2億ドル、民間借款3億ドルを供与、及び融資を行ったわけなのよね。それを韓国政府は、日本に対して債権を有する個々人にはほとんど支給せず、自国の経済基盤整備の為に使用したのよ。

また、日韓基本条約の交渉過程で、53億ドルに上る日本人の個人資産や国有資産についても話し合われたんだけど、最終的に日本はこれらの請求権を放棄してるのよね。要するにただで上げたわけよね。日韓基本条約を見直しするって、こういうのはどうする気なんだろうね。

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「完全に最終的に」として決まった条約、協定を、守ることができずにガラガラポンするというのなら、その条約の結果の、日韓国交回復も、日本が放棄した日本人の個人資産も国有資産も、支払った優勝無償の「協力資金」も、一旦全部元に戻して、基本条約の時のように15年もかけて協議しようよ。望むところだよ。