横浜にいるクルーズ船で、新型武漢肺炎の感染者が、新たに60人みつかったんだって。これまでで、クルーズ船での感染者は130人、チャーター便での感染者は10人、国内での感染者が16人の合計156人で、中国についで、不名誉なダントツ2位。でもね、国内での感染者は16人で、今のところ国内での爆発的感染は起きてないよね。引用はTBSnews(2020/02/10)ね。

大型クルーズ船、新たに約60人の感染を確認
画像音声引用:TBSnews(2020/02/10)

(音声)

クルーズ船に、実質的に隔離されている方々には悪いんだけど、幸いなことに、日本国内では。心配している爆発的感染は起きていないようだよな。日本での感染者が156人の内、圧倒的に多いのがクルーズ船での感染者130人で、国内での実質的感染者は16人なんだよね。

現在このクルーズ船の船客は、実質的には隔離状態にあるんだけど、もしこのクルーズ船が見過ごされて、自由に日本国内に入っていれば、どんなことになったのか恐ろしい話だよ。

今回の新型肺炎問題の初期の段階で感染した奈良県のバスの運転手さん、この運転手さんからどれだけ感染が拡大するか心配だったんだけど、現在は症状が治まり、ウイルスも検出されなくなり、無事、退院したんだって。この運転手さんと濃厚接触した20人も潜伏期間内に症状がなく、感染は広がっていないんだって。
この運転手さん、中国武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手を務め、先月28日に新型コロナウイルスへの感染が確認され、県内の病院に入院して治療を受けていたんだよね。

ただね、その後、武漢が封鎖されて、日本でも一気に警戒感が広がり、その後遅ればせながら、日本も入国制限や渡航規制が行われるようになり、また中国も多くの都市が封鎖され、出国も制限されるようになり、日本への中国からの観光客も減ったのよね。結果的には、それらのことが、日本で爆発感染が起きるのを防いでいるんだと思うよ。

ただね、今回のクルーズ船の件でわかったことなんだけど、日本の医療体制も、思ってたよりはるかに脆弱なようだよね。本来であればクルーズ船の乗客をさっさかウイルス検査をして、陰性であれば一定の隔離期間を経たのち上陸ということになるんだろうと思っていたんだけど、検査を症状のある者だけを行い、陽性となった方と濃厚接触をした方という具合に、モグラたたき状態で行っているのよね。

結局は、船客3千5百人以上の全員に対して、短期間に検査を行える体制がないということなんだよね。これまでの感染が判明した160人以上の船客に対しての、病院の受け入れ、医療体制も恐らくは脆弱なんだろうね。

先日は、香港発のクルーズ船「ウエステルダム号」の乗客が、新型肺炎を発症した、日本に入港を拒否されのね。他国でも入港を受け入れるところもなく「漂流」しているようだよね。これに対して、「人道的」見地から受け入れるべきだとかの論もあるようだけど、こんな状態で受け入れた後、どうするのか考えているのかな。このほかにも、外国籍の2隻を含む4隻のクルーズ船が、2月に日本に寄港する予定なんだってよ。どうすんだろう。

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現実問題として対応もできないクルーズ船を、「人道的」とかで受け入れたりしたら、同様のクルーズ船がわんさか押し寄せてくるよ。クルーズ船に限らず、新型肺炎難民が、漁船を仕立てて、日本にわんさかやってくるのよ。「人道的」とか言ってるお花畑の人たちは、ウイルス検査は、病院は、隔離施設は、どうすんのよ、具体策を出してみなよ。