安倍総理が施政方針演説で「台湾」に言及したんだって。いいね、いいね。この中国と台湾が微妙な状況にあるときに、安倍総理のこの言及は、台湾の蔡英文総統には大きな励みになるのかも。台湾は、どこぞの国と違い、日本統治時代の近代化に対して、肯定的に見てくれてるんだよね。東日本大震災の際にも、真っ先に日本に多大な支援をしてくれたんだよね。日本国民も海外観光に行くのなら、台湾に行くのをお勧めするよ。引用は産経新聞（2020/01/22）ね。
安倍首相の「台湾」言及に拍手 施政方針演説では異例
引用：産経新聞（2020/01/22）
安倍晋三首相が２０日の施政方針演説で、東京五輪・パラリンピックに参加する選手団のホストタウンとなる自治体とその相手に関し、「岩手県野田村は台湾」と述べると、議場内から大きな拍手が起こった。
日本と外交関係がない「台湾」が施政方針演説に登場するのは平成１８年１月２０日の小泉純一郎首相（当時）の演説以来で異例。小泉氏は前年の外国人旅行者増の要因として「台湾」に対する査証免除を挙げた。
安倍首相は、東日本大震災後に寄せられた支援に感謝し、選手や関係者らを招いて交流を図る被災地の３自治体を相手国・地域と合わせて紹介。岩手県釜石市とオーストラリア、福島県二本松市とクウェートとともに、野田村と台湾に言及した。
超党派の議連「日華議員懇談会」の幹部は産経新聞の取材に、「習近平国家主席の国賓来日を控えた中国への牽制（けんせい）だ」と語った。
香港や台湾は、歴史的に共産党政権とは距離があった関係で、それなりに自由を謳歌できてきたのよね。そんな人たちが、自由が大きく制限されている中国の実質的な一党独裁政治を良しとするわけないよ。天安門事件以来、確実に中国の共産主義は壊れつつあるのよ。まだ時間はかかりそうだけどね。
私たちが覚えておかなければならないのは、中国は１３億国民のための政権ではなく、その内のわずか１億人たらずの共産党員のための国であり、中国の中で富裕層を形成しているのは、その殆どが共産党員なのよね。また、中国軍も、中国の国民を守るための軍ではなく、共産党政権を守るための軍なのよ。だから、香港や台湾のような、共産党政権が危うくなるような、独立含みの動きに対しては、最終的には徹底的に弾圧する方向になるのよね。
もちろん、香港のように世界が注視している中では、まがりなりにも国際社会でそれなりの立場もある中で、強硬手段はとりにくいのだろうけどね、見えないところでは何をしているか分かったもんじゃないよ。ウイグルしかり、チベットしかり、法輪功問題しかり。
台湾は世界一の親日国だと言われているんだよな。東日本大震災の時には、あの小さい国が、２５０億円もの義援金を送ってくれたのは、日本国民の殆どが知っていると思うけどね、でもね、それだけではなく、台湾国民の多くが、いろいろな形で、有形無形の支援をしてくれたのよ。救援物資や救助隊をいち早く送ってくれたり、ＳＮＳや動画配信でそれぞれの応援メッセージを送ってくれたり。
それのどれもが、一つ一つに温かい心が感じられて、私も被災者の一人として涙が出てきた覚えがあるのね。どこぞの国のように、「大震災おめでとう」のような心ないメッセージは皆無だったよ。
ついでにもう一つ付け加えておくけど、香港のジャッキーチェン氏を中心とした香港のアーティストや台湾のジュディオング氏らが、日本にエールの気持ちを込め、宮沢賢治の詩『雨ニモマケズ』に歌をつけて届けてくれたのね。犠牲者のために手を合わせ、折り鶴を捧げながら、フレーズごとにかわるがわる歌ってくれたのよ。涙がボロボロ出たのを今も忘れないよ。
その台湾と香港は、北京の共産党政権と対立しており、いつ危機的状況になるかもしれないのよね。台湾人も香港人も、ＤＮＡ的には中国人ということになるのかもしれないけど、中国の一割にも満たない富裕層＝共産党員は、共産党政権下で南京虐殺などの大嘘の反日政策の中にいるんだろうけど、台湾人や香港人はだいぶ違うようだね。比較的自由に広く世界を見ることができるためなんだろうね。
私たち日本国民は、北京の共産党政権と、香港、台湾のいずれを応援しなければならないのかは歴然としているんだろうけど、日本は、田中角栄時代に「日中友好」を掲げ、大事な友人の台湾を切り捨ててしまったのよ。もちろん、経済的な理由からの結びつきも大事なんだけどね。でもねそれだけだと、結局はカジノや一帯一路やＡＩＩＢに絡めとられるだけだと思うのね。今回のカジノ贈収賄はそれを物語っているわけよ。終局的には、カネを選ぶべきではなく、日本国民は台湾、香港の心を選ぶべきだと思うんだけど。
とはいえ、日本国民は台湾、香港にどのような支援ができるのか、けっこう難しいのね。まずは、台湾、香港の動きを見守り、北京の共産党政府が下手な手出しをできないような環境を作り出すことくらいしかできないかも。この先、台湾や香港のこともできるだけアップするようにするよ。
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台湾の場合はさいわいにも、今のところは日本からも比較的簡単に行けるよな。どこぞの国のように、旭日旗を見て、目を三角に吊り上げたりはしないと思うよ。親日的で治安も安定しており、日本語もそれなりに通じるしね。海外旅行に行くのなら、あの反日国なんかじゃなく、是非、台湾に行ってほしいよな。ここで、これからは観光案内もしちゃうよ。
あー、それからね、ジャッキーチェンやジュディーオング氏らが日本に届けてくれた「雨にも負けず」が、まだYouTubeに上がっているので、もし見てない方がいたら、最後の終了画面にリンクしておきますので是非ご覧ください。