アメリカの大統領選、11月4日、17:30現在、バイデン氏238選挙人、トランプ氏213選挙人を獲得し、バイデン氏が勝ってるんだけどね、このままいけば、どうやらトランプ大統領が前回に続いて大逆転のようだよ。

大票田のカリフォルニア州はバイデン氏がとったものの、ネバダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州、ペンシルバニア州、ミシガン州、ウィスコンシン州、アラスカ州がまだ結果が出ていないんだけど、ネバダ州(6選挙人)を除いた州はいずれもトランプ氏が優勢で、このまま行けば、バイデン氏244選挙人、トランプ氏293選挙人を獲得するようだ。

私は、トランプ氏は人物的には正直、大嫌いなのね。あの傲慢さ、えげつなさには辟易するよ。その意味では人柄的にはバイデン氏なんだけどね、でもね、対中国政策、不法移民(不法入国者)の問題、そして「アメリカファースト」に象徴される反グローバリズムの経済政策には大いに賛同しているのよ。そして、これまで、どの問題についても、アメリカは(日本も)中途半端な及び腰で臨んでいた結果が、アメリカの閉塞状況を生み出したんだと思っているのね。

それを打ち破るには、強引さも必要であり、中国の覇権主義はすでに新植民地主義の様相を強くしており、このまま手をこまねいていれば、アジア諸国の主権と、人権と自由は、侵害される恐れすら出てるよな。またこれまでのアメリカのグローバリズムは、結果として中国の経済を太らせ、その経済力で、西側諸国の政界やメディア、経済界に食い込み、中国にとって都合の良い世論操作すら行っているようだよ。

今回、アメリカのメディアは、おおかた、バイデン氏を支持し、また、グローバリズムで利を得ていたと思われる裕福な中流階級の、知識人や経済人、芸能人なども多く支持していたようで、それらの動きがバイデン氏に有利に働いていたようだよね。また、メディアによる扱いなど、バイデン氏よりの一定のバイアスがかかっていたのではと疑ってもいるのよ。

本来であれば、労働者が多いラストベルト地帯は民主党が強かったんだよね。現在、このラストベルト地帯は、グローバリズムの中で工場が海外に移転、さらには不法移民の増加により失業率の低下で、アメリカの中でも貧困地帯になってしまったのよね。それに対して、民主党はグローバル化を進め、不法移民を容認する方向に動き、結果として、自国の労働者を切り捨ててしまったのよ。

これを書いている最中にも、トランプ氏が有利だったウィスコンシン州が、わずかにバイデン氏が優勢になったようだし、また郵便投票の結果がどう出るかもわからないんだけど、おそらくこのまま行けば、トランプ氏が大統領に再選されるものとは思うけど。