新型コロナの感染が拡大している中で、東京五輪の期日が迫ってきているよな。最初の感染、第二次感染くらいまでは、がんばればなんとかなるかも、とか思ってたんだけど、第三次感染の国内、国外の感染状況を見れば、どうにも難しいようだよ。これまで頑張っていた皆さんは本当に気の毒なんだけど、ここは中止とするしかないのかも。引用はディリー(2021/01/17)ね。

AP通信や豪ABCは17日、新型コロナウイルスの影響で開催が不透明な状況が続く7月の東京五輪について、国際オリンピック委員会(IOC)の元副会長で名誉委員のケバン・ゴスパー氏(87)が国連に判断を委ねることを提案したと報じた。

ゴスパー氏は地元豪州のテレビで、現在の見通しの不安定さを考えると、国連の専門知識が必要になる可能性を指摘し「パンデミックにより、これはスポーツの問題、国益に関連する問題を超えている。第三者を探している場合、国連に行き、ゲームが進むかどうか関与を求めるかもしれない」と、話したという。AP通信は「延期された東京五輪の運命を決定する場所は国連かも知れないと示唆している」と、した。

東京五輪については、感染拡大が収まらない状況から、日本国内の世論調査で中止、再延期を求める今年の開催に否定的な世論が8割を占めており、海外メディアも中止への言及が相次いでいる。

新型コロナの日本の感染者数は、1月17日現在で、330,610人、死者は4,524人に上っているのね。特に、年末からの、忘年会やらパーティーやらの、ノンベー、スケベー、バカ騒ぎに由来すると思われる新規感染者が、1月8日だけで7,700人を超える勢いだよ。恐らく大都市圏で拡大している感染は、今後次第に地方に拡大し、ワクチンの集団投与などによる、集団的免疫が確立されるまでは収まらないだろうと思うのよ。

さらには目を世界に広げれば、1月17日 時点で、感染者数は94,495,403人、死者は2,022,125人になっているのよね。これとて、社会主義国や独裁国家などでは、調査すら行われておらず、ワクチン投与の予定もなく、なんら対策がとられていない国々も多いようだよ。そしてまた、コロナウィルスの変異によるさらなる感染拡大も危惧されている状況だよ。

この7月に東京オリンピック、どう考えても無理だと思うけどね。日本国内だけで手こずっているのに、世界中から変異ウィルスが集まってくる中で、それに対処しながらスポーツの祭典とかできるわけないよ。東京オリンピックだけではないよ、北京での次期冬季オリンピックもやめた方がいいと思うけどね。

北京冬季オリンピックは、コロナの発生源の中国は、コロナ外交、ワクチン外交を進めるために、メンツをかけて実施するかもしれないけど、すでに、イギリスとオーストラリアでは、北京冬季オリンピックボイコット計画が進められているようだよ。日本も当然ボイコットすべきだと思うけどね。

東京オリンピックや北京冬季五輪を目指して、これまで努力を積み重ねてきたアスリートの方々は確かに気の毒だよ。場合によっては、この時期に選手生活のピークを合わせ、最後のチャンスと考えているアスリートもおられるだろうけどね。でもね、厳しいことを言えば、その選手個々人の栄誉と、開催することで予想される感染拡大と、それによる犠牲者を比較すれば、どうしなければならないかは歴然だよ。

IOCやJOCは、これまで再延期や中止は考えられないとしており、また組織委員会の森喜朗会長は「開催環境がさらに厳しくなった」としながらも、立場上自分から中止は言い出せないと言っている。自民党内部でも開催を懸念する声もあがっているようだけど、「五輪開催をコロナとの戦いの勝利宣言にすると言ってきたのだから、政治責任を問われる」と言っているようだね。

東京オリンピックを機に、場合によっては変異ウィルスの再拡大感染すら懸念される中、日本のリーダーは、「日本はコロナとの戦いのために国際貢献を行い、オリンピックはコロナ終息後に順延することを求める」くらいのことを言うべきだと思うけどね。それで立憲民主などが「政治責任」とか騒ぐんだったら、そく解散総選挙でもしたらいいよ。

幸いなことに、IOC内部からも、「パンデミックにより、これはスポーツの問題、国益に関連する問題を超えている」として、「国連に判断を託す」とかいう声も上がり始めているよ。