少し古い2月21日の記事だけど、北朝鮮がロシアから金正恩の息子用に白馬を買ったんだってよ。この時期は中国では武漢肺炎まっさかりで、北も中朝国境を封鎖したんだよね。そんな時期の白馬購入、食料で購入したわけではないのよ。引用はディリーNK(2020/02/21)ね。

「金正恩の息子を乗せるため」北朝鮮がロシアから白馬など138頭調達
引用:ディリーNK(2020/02/21)

北朝鮮が、ロシアから何頭もの白馬を輸入していることがわかった。
ロシアの英字紙「モスクワ・タイムズ」によると、2019年4月に、北朝鮮から来た4人の男性が、金正恩党委員長の息子のために白馬を購入するとして、モスクワ郊外のルブリョフカにある牧場をアポ無しで訪れた。背の低い馬、ウェルシュ・ポニーに試乗し、ロシアで何度も賞を受けている3歳のサンサという名の馬を購入した。

数カ月後、モスクワ郊外の別の牧場を訪れた彼らは、ドゥルージバ(友好)とドゥブロヴニク(世界文化遺産になっているクロアチアの都市の名前)という名の2頭の馬を150万ルーブル(約262万円)で購入した。

また、ロシア駐在の北朝鮮大使館の関係者は、この牧場で2017年に、足の速いことで知られるロシアの白馬、オルロフ・トロッターを6頭購入し、チャーター機で北朝鮮に連れて帰った。

モスクワ・タイムズは、ロシア連邦税関のデータを元に、北朝鮮はロシアから2010年から2019年の間に138頭の馬を購入し、58万4302ドル(約6540万円)を費やしたと報じた。また、米国の北朝鮮専門サイトのNKニュースは、2016年8月に、北朝鮮がロシアから2頭の馬を購入し、5万6000ドル(約627万円)を費やしたと報じている。

牧場の営業担当者は、1990年代から北朝鮮と取り引きがあるが、この数年で取り引きが増えたと証言している。

国連安全保障理事会は、北朝鮮に対して制裁決議を何度にも渡って採択しているが、その禁輸品目に馬を含めた家畜は含まれていない。馬が金王朝の「ぜいたくライフ」を満たすために使われているとしても、ぜいたく品とは見なされていないわけだ。

北朝鮮では、抗日パルチザン活動を行っていたころの金日成主席が白馬に乗った姿を描いた絵が数多く見られる。また、金正恩氏の実母である高ヨンヒ氏の妹、高ヨンスク氏が2016年に公開した写真には、幼少の頃に、父の金正日氏と並んで白い馬に乗る光景が2016年に公開されている。

金正恩氏が、祖父金日成氏も乗っていた白馬に、自分の息子も乗せることは、白頭血統(金氏一家)の永続性をアピールすることにつながるとも見られる。


北朝鮮にとって、白馬は特別な意味を持っているのよね。それは「白頭山伝説」での「白馬に跨る金将軍」として、抗日パルチザンでの金日成を象徴するもので、白頭血統を表すものなんだよね。

なんか、この時期に、「金正恩死んじゃった」とかの噂もあり、また、フランスの医療団が、密かに北に行ったとかの情報もあったよね。また、最近になって、妹の金与正がお兄ちゃんに代わって韓国のファンクラブに悪口雑言を始め、どうやら、実質的な最高権力を握ったような感じだよ。

金正恩が死んじゃったかどうかは別にしても、どうやら、最高権力の座を維持できない状態だということは確かなんだろうね。そしてこの白馬の情報は、金正恩の後継は、まだ幼い自身の息子に託すことを表してるんだと思うよ。

チェコ大使とかで、北の権力からずうっと外されていた、金日成の実子の金平一が平壌に戻っているんだよね。恐らくは、金正恩の息子が成人するまでの間、キムヨジョンとともに、金一族での集団指導体制を敷いたんだろうけどね。

なんだかねー。日本の封建時代にも同様の話がたくさんあるよな。豊臣秀吉は秀頼を後継にしたかったのよね。そうすると、キムヨジョンは淀君役で金平一が徳川家康役となるのかな。こういうのって、日本の戦国時代にはいろいろあったけど、現代にもこういうのがあるんだね。こういうのって、南のムンジェインとそのお仲間たちがあこがれる、チュチェ思想とかいうのかな。

~~~~~
「白馬に跨る金将軍」は、キム体制の象徴的なものなんだよな。金正日のときも、金正恩も、何かといえば、白馬に乗った映像やら写真が出てくるよな。特に、金正恩が白馬に跨って失踪している映像を見たときには、「お馬さん可哀そう」とか思ったのよ。あれって動物虐待法とかで国際手配とかできないのかな。

それにね、あっちの「みちのく歴史散策」チャンネルに挙げるつもりなんだけど、「白馬に跨る金将軍」って、日本の陸士出身の金擎天をパクったものなんだよな。金日成がロシアから北朝鮮に入った時には、「ありゃ偽物だ、ロスケの手先だ」と声が上がったんだってよ。